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不思議の森の美術館 『こもれびを食べる動物になろう!』

こもれびを食べる動物になろう!

2010年 7月4日

広島市現代美術館 (広島)

光の不思議を見る

小さな子供でも楽しく制作

保護者やアシスタントがいれば、小さな子供でも楽しく制作することができる。

このワークショップは広島市現代美術館で行われた『不思議の森の美術館』の関連ワークショップとして行われた。

こもれびを食べる動物ときいて、皆さんは何を想像するだろうか?

この不思議な生き物を作り上げるには、何度と無く試作が作られ、当時小学校1年生だった木村さんの娘さんに協力してもらって出来上がったワークショップ。
娘さんと試作品を試す中で、子供が面白いと思う視点は頭が柔軟だけに直感的で、大人の視点とはかなり違うことに気づかされたと木村が話す。

それだけに、このワークショップは幼児から大人までが楽しんで制作できて、出来上がったものを体験しても、体験している人を傍から見ても面白いワークショップになっているのが特徴だ。

子供から大人まで

子供から大人まで、幅広い人たちが想像力を働かせて面白い作品を作ることができるのがこのワークショップの魅力の一つ

『こもれびを食べる動物』ってどんな顔をしているだろう・・・

最初の質問はそこから始まる。
参加者の目が上を向いて、色々と得体の知れない動物を想像しているのが面白い。

色々と想像したところで、木村が作ったお面を皆さんに見せながら、これからどんなものを作って、どんなことができるのか流れを話したら、想像した動物が消えないうちに制作開始!!

まずは、マスク本体になる黒い変形の箱を作る。
黒い厚紙を指定通りに折り目をつけたりはさみで切ったり、ポイントになる穴を開けたりして組み立てていく。

子供たちも真剣な表情

きれいに紙を折るコツや、面白い顔にするヒントなどを指導しながら進める。子供たちも真剣な表情で話しを聞く。

本体ができてしまえば一安心。
あとは想像した動物を思い出しながら、それぞれ自由に顔を作る。
マジックなどで描いたり、用意された色紙や封筒などからイメージ合うものを持ってきて、切ったりはったりしながら顔を仕上げていくのだが、これが一番面白い時間。

木村が面白くなるコツを指導すると、小さな子供も大人も、それぞれできる技術を駆使して見た目にも賑やかでユニークなマスクを作る。

最後にマスクの中に白い紙を入れたら完成!!

 

 

 

 

いざ外へ1出来上がったマスクを持っていざ外へ!!

早速マスクの使い方を教えてもらって、参加者がマスクをのぞくと・・・

「すご~~~~い!!」
「どうして~??」
「きれいだね~~~~!」

と一斉に歓声を上げた。

『こもれびを食べる動物』が大集合!

表情豊かな『こもれびを食べる動物』が大集合!頭をフリフリさせながら、あちこちの風景を観察する姿は、まさに動物が食べ物を探して歩き回る姿にそっくり!

マスクをのぞくと、青い空、色とりどりの花、お友達の顔や建物まで、そっくりそのままマスクの中に映し出されているのだ。

色々なものを見たくて、マスクをのぞきながらあちこちに歩き回って、上を向いたり下を向いたり・・・頭をフリフリ。
その姿は、まるでこもれびを探しながら頭を動かして歩き回る、不思議な動物のように見える。

『こもれびを食べる動物になろう!』のタイトルは、娘さんがマスクをもって風景を観察しているこのしぐさを見ていて思いついたというのだから納得。

作っても楽しい、使っても楽しい、使っている人を見ていても楽しいワークショップなのだ。

最後に、このマスクの原理になっているピンホール現象について木村から話を聞いて、木陰にできている星の木もれ陽が太陽の形なのだと聞くと、身の回りに溢れているのに気づかないでいた風景がなんだか不思議な世界に見えてくる。

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