風見どりシリーズ
昔から使われている道具が、なぜその形をしているのか?
その理由を知った時、昔の人の観察力が優れていたことに驚かされます。
鳥は体を休める時、風が吹く方角に顔を向ける習性があります。これは風の抵抗をできるだけ受けないようにする鳥の知恵なのでしょう。
この鳥の習性を見て、昔の人は風の方角を知るために作った風見に鳥の姿に重ね合わせ、鳥のデザインを施したのではないでしょうか。
ある日、木村は鳥が群集して同じ方向を向いて休んでいる風景を目にします。その時、風見どりのトリと、今目の前にいるトリの習性とが頭の中で一致する不思議な思考の変化を体験しました。
風見どりシリーズはそんな木村の気づきを形にした作品です。
過去に行われた展覧会
- 「木村崇人展ー佐久島で地球と遊ぶ」佐久島 (愛知/2003)
- 「続・佐久島で地球と遊ぶ『見えない力』」 佐久島(愛知/2005)
- 「越後妻有2009冬」 松代農舞台(新潟/2009)
- 「芸術の森 文化の種まきプロジェクト」 山梨県立美術館(山梨/2009)
- 「横浜ランデヴープロジェクト」 象の鼻テラス(神奈川/2010)
- 「瀬戸内国際芸術祭2010『カモメの駐車場』」 女木島(香川/2010) パーマネント作品
- 「水あそび博覧会 『夏の渡り鳥』」越後妻有里山現代美術館キナーレ (新潟/2017)
- 「橋アート『カモメの駐車場』」宇部ときわ公園内 (山口/2017)
その他多数