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2026年7月4日~「桃園地景藝術節」に出展

2026.06.25

台湾・桃園市で開催される「2026桃園地景藝術節」に作品《小燕鷗的休憩所》‐コアジサシの休憩所を出展します。 「風見どりシリーズ」の新作です。 桃園市許厝港湿地展区の「許厝港自行車景觀大橋上」に設置しています。

作品の詳細
https://taoyuanlandart.tycg.tw/artwork/xiao-yan-ou-de-xiu-qi-suo


作家コメント

風見鳥 ― 自然を観察することから

この作品は、鳥の観察から生まれました。

ある冬の日、東京の港で何百羽ものカモメが同じ方向を向いて並んでいる光景に出会いました。まるで示し合わせたかのように、一定の距離を保ちながら風上を向いている。その姿を見た瞬間、「風見鳥」という言葉が頭に浮かびました。
風見鳥は、風向きを知るための装置として知られています。しかし私は、その起源は人々が自然を観察する中で生まれたのではないかと想像しています。鳥が風を受けながら休む姿を見て、その知恵を暮らしの中に取り入れたのではないか。そう考えたとき、自然と人との距離がぐっと近く感じられました。

実際に鳥を観察していると、地面にいる鳥も、水辺の鳥も、電線に止まる鳥も、多くが風の方向を向いています。こうした発見は、本やインターネットではなく、自ら観察することで初めて見えてくるものです。

私の風見鳥は、そうした自然観察から得た気づきを形にした作品です。人工的につくられた風見鳥と、その隣で同じように風を向く本物の鳥。その光景を通して、人と自然とのつながりや、自然から学び続けてきた人類の営みを感じてもらえたらと思っています。

今回モチーフとしたのはコアジサシです。

コアジサシは長い距離を移動する渡り鳥であり、この土地とも深い関わりを持っています。作品は橋の上に設置されていますが、その場所からは湿地や海といった自然環境だけでなく、工場や風力発電施設も見ることができます。
自然の風を受けて向きを変える鳥たちと、風を利用してエネルギーを生み出す人間の営み。その両方が同じ風景の中に存在しています。
私はそこに、人と自然との関係を見つめ直すための小さなヒントがあると考えています。


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